Biography |
1984年生まれ。甲南中学入学と同時にトランペットを始める。トランペットを嶋本高之氏に師事。在学時には、[Jazz For Kids]において、渡辺貞夫と共演、そして「2000年関東スチューデントジャズフェスティバル」では、個人賞を受賞する。 高校卒業後は関西のライブハウスを中心に、自己のグループや、ベーシスト宮本直介のバンド、 [Naosuke's Hip Bop]などで活動する。そして2002年、中山正治ジャズ大賞を受賞。同時に、なにわ芸術祭新人奨励賞も受賞。同時期に、DJ TANINAKA, DJ Ful, MC D-sk, からなるHip Hop Group [blue CONTROL]にも参加。その他、Global Jazz Orchestra にも参加する。
2003年10月New Yorkに渡る。ニューヨーク市内の数々のライブハウスに出演しAndy Guthrie の"Milk And Waste"のレコーディング、ポニーキャニオンから発売された塩田哲嗣率いるSfkuankのレコーディングにも参加する。 2006年、日本に活動拠点を移し、日本各地のライブハウスで演奏する。2007年には関西若手ジャズミュージシャンの集まりからなるJazz Lab.のコンピレーションアルバムJazz Lab.に、Hirose Miki Quintet、そしてProducerとして参加する。
2007年からは再びNYに活動拠点を移し、フリーランストランぺッターとして自己のバンドやPrimordial Jazz Funktet, Harlem Renaissance Orchestra, Valery Ponomarev Jazz Orchestra, Billy Fox’s Blackbirds & Bullets, David White Jazz Orchestra, Pedro Giraudo Jazz Orchestra, La Excelencia, Georger Gee Swing Orchestraなどのバンドに参加。その他、R&B歌手のRob Murat, Hip Hop MCのblitz the Ambassadorのサポートなども務める。Harlem Renaissance Orchestraでは毎年夏にリンカーンセンターで行われる「Midsummer Night Swing」に2009年から毎年出演し、Houston Person, Frank Wess, Billy Harperなどと共演した。 2008年、Pedro Giraudo Jazz Orchestraの一員として、Macau International Music Festivalに出演した。そしてその翌年、2009年にはPedro Giraudoを日本に招聘し、関西在住のプロミュージシャンを集め、スモールビッグバンドを結成しツアーを行った。2009年から参加したサルサバンドLa Ecxelenciaでは全米、ヨーロッパ、カナダのミュージックフェスティバルにも出演を重ね、2010年にはイギリスのテレビ局BBCによるドキュメンタリー「Latin Music USA」でLa Excelenciaが特集され、バービカンホールにて行われたコンサートの模様はイギリス全土に生中継された。2010年の大晦日には、John Ellis, Jamire Williams, Logan Richardsonを擁するLonnie Smith Big Bandの一員としてニューヨークのジャズクラブ「Jazz Standard」にてカウントダウンライブに出演、大盛況に終わる。
2010年、自身初のリーダーアルバム、「A Day in New York」をリリース。リリースツアーでは東京、そして京阪神のジャズクラブ、びわ湖ジャズフェスティバルin東近江、西宮ジャズ3DAYSに出演し大成功を収める。ニューヨークのジャズのフリーペーパーAll About Jazz(現The New York City Jazz Record)の編集長、Laurence Donohueからは「ニューヨークのジャズ界に新星トランペッターが現れた。このアルバムは魅力的な純真さに溢れている。それは広瀬未来の作曲能力のみならず、アレンジソロ、バンドメンバーのプレイ、すべてにおいてだ。」と評される。
2013年、セカンドアルバム、「SCRATCH」をリリース。自身のレギュラークインテットにコンガ奏者のマウリシオ・ヘレラをゲストに迎え、ラテンジャズという自身の新境地を開拓。各方面から好評を受け、All About JazzのEdward Blanco氏からは「ワールドクラスのトランぺッターが、説得力があり魅力的な彼の楽曲で、このアルバムを斬新に仕立て上げている。」と評される。レコードリリースライブをZinc Barで行い大盛況に終わる。9月にはニューヨークの新進トランぺッターをフィーチャーするフェスティバル「FONT」に自己のクインテットで出演。
ビッグバンドのアレンジャーとしても2011年発売のGlobal Jazz Orchestraの「Global Warming」にもアレンジを提供。
2014年からは日本に拠点を移し、自身のクインテット「Miki Hirose Quintet」、そして自身のビッグバンド「Miki Hirose Jazz Orchestra」を結成。2015年、自身の神戸での活動が評価され神戸市文化奨励賞を受賞。

Shorter ver.
Trumpet/Compose
広瀬未来(Miki Hirose)
1984年生まれ。甲南中学と同時ににトランペットを始める。在学中より関西各地でプロ活動を開始し、2002年、中山正治ジャズ大賞、なにわ芸術祭新人奨励賞、受賞。2003年New Yorkに渡り、フリーランストランぺッターとして活動。ジャズを始めサルサ、ヒップホップ、ファンク、様々なジャンルのフィールドで活動し、全米、ヨーロッパのライブハウス、ジャズフェスティバルなどに出演する。自身のアルバムも2枚リリースし、各方面から絶賛を受け、ニューヨークの新進トランぺッターをフィーチャーするフェスティバル「FONT」に自己のクインテットで出演。
2014年からは日本に拠点を移し、自身のクインテット「Miki Hirose Quintet」、そして自身のビッグバンド「Miki Hirose Jazz Orchestra」を結成。神戸市文化奨励賞を受賞。