近況報告 |
先日、二日続けてビッグバンドのギグがありました。
一日目は、メトロポリタンゴスペルビッグバンド。
この日はリードトランペットも何曲か吹かないといけないという事だった。リードなんか高校時代以来である。モチベーションをあげるために道中は高校時代の演奏の録音を聞いていた。ライブハウスに到着しウォーミングアップを始めるが、もう一人のトランペット、ウォルドロンリックスが待てど暮らせどこない。本番の時間ギリギリに到着する。二人で「どの曲を誰がリード吹く?」みたいな話をしてたら「一曲目はとりあえず俺が吹くわ。後はそれから考えよう」との事。無事一曲目が終わり、二曲目「これはミキがやり-や。」との事。僕が吹いて、三曲目の前に「お前、いけるやんけー。全部やれやー。」「えーでもソロもあるし。」「ソロの時は俺が上手い事代わったるから。」「ほんま?」という事でリードをやる事になった。4曲目、ハイトーンの長いパッセージの二小節前に気付いた。このバンドはいわゆる指名制なのだ。急にリーダーが指を指して、「お前、行け!」というのだ。けっして、ライブの前から寄り添ってソロもちゃんと決めてというのはない。案の定、そのパッセージの最中に指を指された。ソロに入った瞬間、急に立って軽くくらついたが、事なきを得た。
このバンド、やはりええ音を出すやつがよく指名される。テナーサックスのグレッグターディなんて毎曲ソロをやっていた。僕もより自分を磨いて、指名NO1にならなければならない。
二日目は、CBGBにてダーシーアーギュ-君が率いるDarcy Argue's Secret Society
このバンドは、とてつもない面子がそろっている。トランペットにはイングリッドジェンセンという女性のトランペッターがいる。彼女はとてつもない。僕はイングリッドのソロの最中は思わず聞き入ってしまう。彼女のすごいところはまず、スキルも勿論とてつもないのだが、バックのサウンドを味方につける能力が優れている。シャウトコーラスの後のイングリッドの入り方などすごい勉強になった。
このバンド、バンド自体のサウンドもすごい新しい。聞いた事ないようなアレンジである。それだけに難しい。ずっと譜面を注意深く見ていないと、訳わからなくなってしまう。とてつもないバンドだと思う。
!!報告!!
大阪のMr,Kelly'sが発行する冊子にコラムを載せることになりました。皆さんぜひ見てください。ちなみに以前から連載中の関西ジャズ協会の雑誌「KJS TIMES」にもコラムを載せています。皆さんぜひ見てみてください。